후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠19
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠19(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 319,771자 · 617화면
ざるものも、隊としての進退が決した以上、それに不服が許されない、脱退も許されない、進退きわまったのだが、そこは伊東の頭がよい、誰にも文句の言えない名分によって辞職をして、新たに別の方面へ分立することができたのだ」
「ははあ、伊東という男、そんなに頭がよかったかな、そうして、その分立を近藤が素直に許したのも不思議じゃないか」
「しかし、そこが伊東の頭のよいところで、近藤といえどもこれには文句のつけられない名分を選んだのだ」
「どういう名分なんだ」
これらの問答は主として、山崎譲と田中新兵衛との間に取りかわされている。机竜之助はただ黙って聞き役である。だが、語ると黙するとにかかわらず、三人の足は歩調を揃えて絶えず京洛の方へ向って進んでいるのだが、行けども行けども捗らないこと夥しい。やっぱり荒涼たる荒野原で、行けば行くほど「柳緑花紅」がついて廻る。
四十四
山崎譲は、相変らず能弁に新撰組後日物語を語りながら歩いている。
「もともと伊東は頭もよし、才もあるから、天下の形勢を近藤よりは一層広く見ている、近藤のように幕府一点張りの猪武者ではない、これは勤王攘夷で行かなければ事は為せないと見たものだろう、その意見の相違から分立の勢いとなったが、今いう通り、新撰組そのものの組織が分立を許さない、そこで伊東が大義名分