후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠2(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,601자 · 387화면
兵馬が米友に向ったのは、米友の槍の使いがあまりに奇妙不思議であったからでありました。まず手に持っているのが槍だか竿だかわからないのに、その使いぶりときた日には格も法も一切蹂躪し去って野性横溢、奇妙幻出、なんとも名状することができないのがあまりに不思議でありました。
兵馬は剣においても槍においても、そのころの大宗師の正々堂々たる格法を見習っている人でありました。それが今ここへ来て米友の仕業を見れば、まさしくこれは別の世界に驕っている人と思わないわけにはゆきませんでした。驕るにはあらず寧ろ天真流露、自ら知らずして自ら得ている人に近い。兵馬が感心をしたのはそれで、思いがけないところで思いがけない宝を掘り出したと同じ思いがするのでありました。それを取ることは明眼の人の義務であって、人のためでもない自分のためでもないという心からでした。
兵馬の知ろうとして、まだ知ることのできないのは机竜之助が音無しの構え。それにも拘らずここでは思わざる拾い物をした。
兵馬は槍を上段につけて、米友の咽喉を扼している。
米友は猿のような眼をかがやかして、槍を七三の形にして米友一流の備え。