후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠2
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠2(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 195,601자 · 387화면
お役所、お役人という声を聞くと、
「エエ、めんどくさい」
七兵衛は急に焦れったがって、飛びかかって来た犬の眉間のところを、拳を固めてガンと打ち据えて、自分は身を飜して一散にもと来た方へ走せ出しました。七兵衛に打たれて後ろへ飛び退いたムクは、起き直るや、驀然に七兵衛の跡を逐いかけます。
気の毒な米友は、この騒ぎのうちに隠ヶ岡から地獄谷へ突き落されてしまい、役人も非人も刑の執行を済まして、今ゾロゾロと山を下って帰って来るところであります。
十八
道庵先生は宿屋をうろつき出してしまいました。どうして、先生の気象でじっとしていられるものではありません。
それにお絹の宿屋で上等の酒を飲ませられたものだから、有頂天になってしまって、ひょろひょろと宿を出かけました。
ただ好い心持で歩くのですから、どこへどう行くかわかったものではありません。そのうちに人家を離れて、河沿いの堤みたようなところへ来ると、グンニャリとそこへ倒れてしまいました。
倒れたきりで仰向けに臥て酔眼をトロリと見開いて見ると、夜気爽かにして洗うが如きうちに、星斗闌干として天に満つるの有様ですから、道庵先生、ズッと気象が大きくなってしまいました。