후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
「道庵さんは始終懇意に致しておりますけれど、あの娘さんがどうしたことやら、文面が何のことやら、のみこめませんものですから」
「あの道庵先生から、当家様へ二三日お預かりを願いました娘さんのことでございますが、その親許が今日見えまして、連れて帰りたいということでございますから、さっそく道庵先生へお話を致しますると、先生は当家様へお頼み申してあるとおっしゃって、おれが直に連れて来てやると御自身でお出かけになるところを、なにしろあの通り御酒を召していらしって、お足元がお危のうございますから、それには及びませぬ、お手紙でもいただきますれば、私共の方からお迎えに上りますからと申しますと先生が、よしよしとおっしゃって書いて下すったのがあのお手紙でございます」
「それは変なことでございますね、私共では、先生から娘さんとやらを預かったような覚えは一向にありませんのですが」
「おやおや、それでは道庵先生が何か勘違いをなすったのではございますまいか」
「あの先生のことだから、何かいたずらをしてお前さんたちをかついだのかも知れません」
「ほかのことと違いまして人一人のことでございますから、そんな罪ないたずらをなさる先生でもございますまいし」