후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
これは駒井を多少けむたがっている老成者の間から出る評判でありました。とにかく未知数の人間だけれども、どのみち、まだまだ叩き上げなければものにならないという嫉悪と軽侮とそれから、幾分か敬畏の念も入っているのであります。
そうかと思うとまたこんな一説もあります。幕府は駒井の人物を見抜いてワザと甲府へ納めるのだ、甲府は天険であって、まんいち徳川幕府がグラつき出す時は、そこが唯一の根城となる、まんいちの場合をおもんばかって、駒井を遣わして地利や兵備を調べさせておくのだと。これもまた駒井贔屓の者の臆想でありました。
またその他の一説は、駒井能登守が甲州入りをするようになったのは、高島四郎太夫に関係することである、駒井は早く四郎太夫に就いて洋式の砲術を研究したり、西洋の事情を調べたりしたから、高島と同じような嫌疑でこの左遷を蒙ったのだと。これも駒井崇拝の若い人々の口から洩れて来るのでありました。
高島四郎太夫(秋帆)が幕府から怖れられたのは、他の勤王家の連中が幕府から怖れられたのとは全く違います。秋帆には大藩を動かして権力を争ってみようとか、砲術を研究してそれによって虚名を博そうとか、そんな野心は少しもなかったものであります。