후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
屈強な男が二十人ほどでその連台を担ぐのであります。
「お役人様方は、どうか野郎共の肩にお召し下さいまし」
与力同心の面々は肩車で越えるということであります。そのほか仲間、槍持、挟箱担ぎ、馬方に至るまで、みな人足の肩を借りたり手を借りたりして、なかなか大業なことでありました。駒井能登守はそれと気がついて、
「宿役人、こんな大業なことをしないがよかった」
能登守は仕方がなしにその連台に乗りました。二十人の人足が曳々声を出してそれを担ぎ上げました。甲州に入っての勤番支配の権威は絶大というべきものです。この街道を通る参覲交代の大名はあまり数が多くはないが、それらの大名が通る時よりも、勤番支配の通る時の方が鄭重でありました。能登守は、それがために数多の通行の人を留めてしまったことを気の毒に思って、早く手軽に通ってしまいたいのだが、鄭重にするために宿役人は川越し人足の勢揃いや人数配りに手数をかけてなかなかに時間を取るのであります。能登守の連台がやっと担ぎ出されて、与力同心の面々の肩車がそれにつづこうとした時に、上野原の方から慌しくこの場へ飛んで来たのは誰あろう、宇治山田の米友でありました。