후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
「俺らが掛合いに行ったところで……」
米友はさすがに躊躇します。米友もそういう掛合いに適任でないことを自覚しているのです。槍を取ってこそ宇治山田の米友だけれども、大名旗本を相手に掛合いをする柄でないことを知っているから、それで尻込みをしたがると、
「もと四谷の伝馬町にいた神尾主膳からの使でございますと言ってごらん、そうして主人の勤め先の甲府へ参る途中でございますが、女ばかりで泊るところに困っておりますからと、事情を話して頼んでごらん。いいかえ、いつものようにポンポン言ってしまってはいけませんよ、丁寧に言って頼まなけりゃいけませんよ。と言ってもお前さんのことだから何を言い出すかわからない。それではわたしが手紙を書きましょう、手紙を書いて駒井様宛にお頼み申してみましょう、お前さんはその手紙だけ持って行って、お返事を伺って来ればよいことにしましょう」
と言ってお絹は駕籠から出て、休茶屋で手紙を書いて封をしました。
駒井能登守は黒野田の本陣へ着いて休息していると、
「申し上げます、ただいま四谷伝馬町の神尾主膳様のお使と申しまして、この手紙を持参致しました」
「ナニ、神尾の手紙?」