후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠3
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠3(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 214,131자 · 423화면
「江戸名物、女軽業大一座」――本堂の屋根よりも高く幕張りをした小屋。泥絵具で描いた看板の強い色彩。高いところへ登って片足を撞木にかけて逆さにぶらさがっているところ、裃を着て高足駄を穿いて、三宝を積み重ねた上に立っている娘の頭から水が吹き出す、力持の女の便々たる腹の上で大の男が立臼を据えて餅を搗く、そんなような絵が幾枚も幾枚も並べられてある真中のところに、
「所作事、道成寺入相鐘」――怪しげな勘亭流、それを思い切って筆太に書いた下には、鱗の衣裳を振り乱した美しい姫、大鐘と撞木と、坊主が数十人、絵具が、ベトベトとして生な色。
そのあたりは押し返されないほどの人混みの中へ、一人の身扮卑しからぬ武士が伴をつれて割込んで来ました。
頭巾こそ被っているけれども、これは紛れもなく神尾主膳の微行姿であります。
「ははあ、江戸名物女軽業大一座」
神尾主膳もまたこの絵看板を打仰ぐと、
「評判でござりまする、女というので評判なのでござりまする、太夫から下座に至るまでみんな年頃の女、それが評判で、ごらんの通り大入りを占めておりまする」
草履取が説明を申し上げると、
「なるほど、ともかく江戸から出て来たものに違いはなかろう、見物して参ろう、跟いて来い」