후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면
世話になって身を任せる人と、可愛がって楽しむ人とを区別して、平気でその間を取って行くことは、この社会に生い立った女には、ぜひもない観念かと思えば浅ましい。かりそめにも二人の間に本当の愛情があるならば、この際その商人とやらの身請け話を断わらせて、自分の力で万事をしてやらなければ、女の面目を立ててやることも、自分の面目を立てることもできないのだと思われてたまりません。そこへ来ると、自分になければならないことは、右の大商人とやらが積んで身請けをしようとするだけの金を、自分も持っておらなければならぬこと、そうでなければ南条力の力にたよって、非常手段を決行するのみです。その時に兵馬は、南条から頼まれた義理合いずくの交換条件を思い起しました。
「どうあってもこのままには置けない、よろしい、山崎譲を手にかけよう」
ついに兵馬の決心がここまで上りつめ、多年の仇敵に向ける刃を、己れには罪も恨みもない、むしろ新撰組以来の誼みのある山崎譲に向けようとする兵馬の心には、天魔が魅入りました。
十三
竜之助を尋ねあぐんだお銀様は、染井の化物屋敷に帰って、土蔵の二階で写経を始めています。