후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면
人が耳を傾けようものなら、自分の素性来歴までも事細かに喋り出そうとするのだが、ここにはお銀様と、それから屋敷の召使のほかには、あまり近寄るものはありません。相手が無くなると平家の文章を、ひとりで口吟んで、曲の歌い廻しが思うようにゆかない時は、幾度も謡い直しています。そのくせ、琵琶修繕の手は少しも休むのではありません。ただ捗がゆかないだけで、どこをどう直しているのだか、この分では、一面の琵琶修繕に半年もかかるかと思われるほどのていたらくです。
「ヘヘエ、やるというほどでもございませんが、好きなものでございますからね。三味線も、ちょっとばかりならお相手を致しましょう。私に琵琶を教えてくれました検校が、何でも心得のある人でございましてね、その人から調子だけを教えていただきまして、あとは自分で工夫すると、どうやら当りがつくのでございますから、追々と、いろいろの音曲をやってみたいとこう思ってるんでございます。お寺にいては、そういろいろのものをやるわけには参りませんから、在家におりますうちに、あれこれと手を出しておきたいと思っているんでございます。それでは芸人になるとおこごとが出るかも知れませんが、私は芸人でよろしうございます、とても名僧智識となって、衆生済度を致すようなことは、私共の及ぶところではございませんから、