후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면
「小僧さん、お前のお店はどこ」
「三河屋でございます」
忠作は抜からず返答をしたつもりでいました。
お松は暫く思案していたが、やがて何を頼むのかと見れば、
「小僧さん、ついでの時でいいから、岩見銀山の薬を少しばかり買って来て頂戴な」
と言いました。
「はい、承知致しました」
岩見銀山の薬が買いたければ、特に改まって酒屋の御用聞に頼むまでもあるまいに、先刻も女中が鼠を伏せて頻りに騒いでいたが、今もわざわざ岩見銀山を注文するのは、よくよくこの屋敷では鼠で困らされているのだろうと思いました。そこへ以前の女が銀瓶に水を満たして持って来ると、
「どうも御苦労さま」
お松はそれを受取って、もとの廊下を帰って行きます。忠作も、お松から岩見銀山を買うべく頼まれた小銭を持って屋敷の外へ出てしまいました。
兵馬が未だこの屋敷へ帰らず、忠作がそのまわりをうろつかない以前に、肩臂いからした多くの豪傑がこの屋敷へ入り込みました。集まるもの十五六名。
例の南条力が牛耳を取っていて、このごろ暫く姿を見せなかった五十嵐甲子雄も、その側に控えています。
「さて、諸君」
南条が議長の役を承って、