후리가나로 읽는 일본 고전
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
中里 介山의 大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 185,112자 · 362화면
その落着くところと、与えらるる酒料の胸算用を度外にして、物好きに人を載せて走るということはありません。駕籠屋をつきとめて見さえすれば、大概はわかることでありますが、その駕籠屋が朦朧にひとしいもので、いずれの町内から運んで来て、いずれへ向って走ったか、それを尋ねると煙の如くになってしまいます。さりとて今更、甲州でもあるまいし、神尾主膳をたよって行くでもなし、宇治山田の米友に介抱されるでもなし、明るい日は一寸も独り歩きのできない身になって、その昔のように、鈴鹿峠を越えて、上方の動乱の渦に捲き込まれようとする勇気もなかろうし、よし勇気があったにしたところが身体が許さないし、今は京都で威勢を逞しうしている、かの新撰組の手が江戸へ舞い戻ってでも来るようなら、そのうちにはおのずから竜之助を援護する者も出て来ようけれど、今のところ、そんなあてはなし、早駕籠で飛ばしてどこへどう落着こうとするのだか、その見当は、どうもわかり兼ねます。それでも、お銀様との間に意志の疏通が出来ているならば、どこかで謀し合わせて二人で身を隠すものとも思われるが、お銀様は、あれからああして、米友を案内にして心当りを探しているくらいだから、ここ暫く、二人の間の縁の糸が切れていると見なければなりません。