후리가나로 읽는 일본 고전
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てんしゅものがたり
天守物語
泉 鏡花
泉 鏡花의 天守物語(てんしゅものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,593자 · 42화면
朱の盤 だだだだだ。(濁れる笑)いや、さすがは姫路お天守の、富姫御前の禿たち、変化心備わって、奥州第一の赭面に、びくともせぬは我折れ申す。――さて、更めて内方へ、ものも、案内を頼みましょう。
女童三 屋根から入った小父さんはえ?
朱の盤 これはまた御挨拶だ。ただ、猪苗代から参ったと、ささ、取次、取次。
女童一 知らん。
女童三 べいい。(赤べろする。)
朱の盤 これは、いかな事――(立直る。大音に)ものも案内。
薄 どうれ。(壁より出迎う)いずれから。
朱の盤 これは岩代国会津郡十文字ヶ原青五輪のあたりに罷在る、奥州変化の先達、允殿館のあるじ朱の盤坊でござる。すなわち猪苗代の城、亀姫君の御供をいたし罷出ました。当お天守富姫様へ御取次を願いたい。
薄 お供御苦労に存じ上げます。あなた、お姫様は。
朱の盤 (真仰向けに承塵を仰ぐ)屋の棟に、すでに輿をばお控えなさるる。
薄 夫人も、お待兼ねでございます。
手を敲く。音につれて、侍女三人出づ。斉しく手をつく。
早や、御入らせ下さりませ。
朱の盤 (空へ云う)輿傍へ申す。此方にもお待うけじゃ。――姫君、これへお入りのよう、舌長姥、取次がっせえ。