일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

てんさいけいまい

天才兄妹

野村 胡堂

野村 胡堂의 天才兄妹(てんさいけいまい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,891자 · 20화면

아오조라 문고

「エ、これがそうなんです、兄さんは怒ってそれを柱へ叩き付けようとなさるんです」

「そんな無茶をしちゃいけない、三万円もするヴァイオリンだと言うじゃないか、どれどれ僕に見せな」

香椎六郎は幾久雄と幼な友達でしたが、幾久雄がヴァイオリンに夢中になる頃から、物理学に熱中して、幾久雄が音楽学校へ入った頃は高等学校へ、幾久雄が洋行から帰った頃は、新しい理学士になって、大学の助手を勤めて居りました。

生れつき研究心が強い上に、妙に探偵的な事が好きで、今までもいろいろ友人や知辺の間に起った不思議な事件を解決して、頭の良さを評判にされて居る変った男です。

幾久雄が持って居るストラドヴァリウスに、まさか何事もあろうとは思いませんが、念の為に、フト取上げて見ようという気になったのも、日頃の探偵癖が顔を出した為でしょう。

暫らくヴァイオリンをいじくり廻して居た香椎六郎、

「これは君、真赤な偽物だよ」

勝誇ったような声を出します。

「何?」

椅子から立ち上る幾久雄の鼻先へ、ヴァイオリンのf字穴を覗かせて、

「見たまえ、そら胴の中へストラドヴァリウスと名を書いてはあるが、これは君二百六七十年前に書いたものではない。