일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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てんのうへいかにささぐることば

天皇陛下にさゝぐる言葉

坂口 安吾

坂口 安吾의 天皇陛下にさゝぐる言葉(てんのうへいかにささぐることば)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 6,179자 · 12화면

아오조라 문고

天皇が現在の如き在り方で旅行されるということは、つまり、又、戦争へ近づきつゝあるということ、日本がバカになりつゝあるということ、狐憑きの気違いになりつゝあるということで、かくては、日本は救われぬ。

陛下は当分、宮城にとじこもって、お好きな生物学にでも熱中されるがよろしい。

そして、そのうち、国民から忘られ、そして、忘れられたころに、東京もどうやら復興しているであろう。そして復興した銀座へ、研究室からフラリと散歩にでてこられるがよろしい。陛下と気のついた通行人の幾人かは、別にオジギもしないであろうが、道をゆずってあげるであろう。

そのとき、東京も復興したが、人間も復興したのだ。否、今まで狐憑きだった日本に、始めて、人間が生れ、人間の礼節や、人間の人情や、人間の学問が行われるようになった証拠なのである。

陛下よ。まことに、つゝましやかな、人間の敬愛を受けようとは思われぬか。

たゞ今の旅行のようでは、狐憑きの信仰がふえる一方に、帽子を握って手をふる背広服の人形がメーデーに現れたり、「アヽ、ソウ」などというような流行語が溢れて、不敬罪が流行ハンランするに至るであろう。