일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

たいへいようまじょう

太平洋魔城

海野 十三

海野 十三의 太平洋魔城(たいへいようまじょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 93,147자 · 187화면

아오조라 문고

「はあ、ではすぐ連絡方を、通信室へいって頼んできましょう」

事務長は、腰をあげて、艇長室を出ていった。急に時化模様となったので、他の艇員たちも、それぞれ自分の持場へ帰っていって、艇長室には、ダン艇長一人となった。

彼は心配そうに、窓の外をながめている。

「こいつはなかなか手ごわい雲行だぞ。すぐに針路を変えなきや、危険だ」

艇長は、操縦室と書いたボタンを押して、電話機をとりあげた。

「おお、操縦長か。あの雲を見たろう。針路をすぐに北へ四十度曲げてくれ」

「北へ四十度。するとマニラへはだんだん遠くなりますが――」

操縦長の声であった。

「仕方がない。このままマニラへ近づくことは、あの黒雲の中の地獄へ近づくことだ」

「はい。ではすぐ」

「そうだ、そうしてくれ。そして当分全速力でぶっ飛ばすんだ、嵐より一足先にこっちが逃げちまわないと、たいへんなことになる」

どこまでも不運なサウス・クリパー機であった。兇悪な共産党員に乗りこまれている上、いままた悪天候に追いかけられることとなった。艇長は、乗員の安全をはかるため、いままで目的地のマニラへ向けていた針路を、ぐっと北へ変えた。