후리가나로 읽는 일본 고전
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ぶぎょうとにんそうがく
奉行と人相学
菊池 寛
菊池 寛의 奉行と人相学(ぶぎょうとにんそうがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,053자 · 17화면
むろん、千五百石と云う相当な知行取だから、商売のためでなく道楽なのである。
ある酒席で、同座したとき、はしなくも人相の話が出たので、越前が人相に興味があることを話すと、左膳は、
「では少し御伝授いたそう。拙者、お邸に出向いてもよい」
と、云った。
が、同格の旗本から物を教わるのに、こちらから出向かない法はないので、越前が辞退すると、
「いや、遠慮めさるな。拙者、これが道楽で、貴殿のような御仁が、人相をやって下さるとなれば、拙者手弁当で出かける」
と、たいへんな、ハリキリ方である。それで、越前も仕方なく、
「拙者、今月は月番でござるから、来月になりましたら改めてお願いに参る」
と、その場は話を打ち切った。越前は、そのままにするつもりでいたところ、月が更ると、左膳の方から、いきなり押しかけて来た。
来られて見ると、越前も否応なく左膳の講義をきかないわけには行かなかった。
聴いて見ると、なかなか興味があるので、越前も耳をかたむけた。
「お忙しい貴殿だから、肝心な要点だけをお伝えしよう」
と云う前置きで、左膳の教え方は、なかなか実際的であった。召使いの男女などを連れて来させて、臨床的な講義だった。