후리가나로 읽는 일본 고전
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おくじょうねんだけのぜってんにたつき
奥常念岳の絶巓に立つ記
小島 烏水
小島 烏水의 奥常念岳の絶巓に立つ記(おくじょうねんだけのぜってんにたつき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,541자 · 11화면
のは前常念に小さい髻を擡げている三角測量標ばかりだ。
愈よ奥常念にかかる、麓には偃松で編んだ毀れ小舎が傾いている、その辺は平坦な草原で、椀を伏せた形の石山を、草の中から天に向けて躍起しているのは、奥常念岳である、花崗の山に上りつけた人は、一枚岩の、兀々とした石山を想像するであろうが、常念岳は大天井岳と同じく、石片の乱次なき堆積である、幾百千枚も積んで、上へ行くだけ痩削して来る、この山と高さを競い得るものは、高瀬川の谷を隔てた穂高山ばかり、群山は皆沈んで了う、石片の無器用な継ぎ目を補綴するために、偃松や白花の石楠花が、少しずつ這っている、偃松の尽きたときは頂に上ったときだ、天に近づくときの最後の木は、生物の最も執拗に踏み止まった最後の健児で、彼等は自由に生れて遠慮なく蔓延る、星が隠れると殆んど同時に交代して、青々と活きた姿を見せる一本として安易に立脚することを肯んぜざる霊木である。
我は、今この高山の頂に立っている、昨日も今日も霧が下りないから、雷鳥は影も見せない、風死して動くものもない、身も魂もこの空気の中に融けてしまいそうだ、併しいつまで経っても、融けもしなければ揺ぎもしない