일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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おんなのれきし

女の歴史

宮本 百合子

宮本 百合子의 女の歴史(おんなのれきし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,332자 · 15화면

아오조라 문고

芸術鑑賞に即して主観的と云われる場合は、それが好きだから好き、というのが原型である。客観的と云うとき、自分の好ききらいを、自分の心から黙殺してかかるのではなくて、好ききらいははっきり掴んでいる上に自分のこの好きさ、このきらいさ、それは自分のどんな感情のありようとこの映画の俳優の演技のどんな性質とが或は引き合い、或は撥き合うのかと、その両方から味ってそこにある関係への判断をも自分の心の世界の中のものとしてゆく、それを云うのだと思う。ジャーナリズムの上での批評家の批評のとおりに見ることや所謂定評に自分の鑑賞をあてはめてゆく態度は、客観的とは反対の、常識追随である。

この判断ということは、いろいろ面白い。非常に生活的なもの、複雑なものということで面白い。私たちの生活の刻々が意識するしないにかかわらず判断の継続、累積であり、そこにこそ「時間は人間成長のための枠である」という意味ふかい表現の真実がこめられている。

今日のものを考え自分を考えて生きようとしている真面目な若い女のひとたちは、自分の判断というものに対してどんな態度をもっているのだろう。私はよく自信がなくて、というかこち言をきくので、そのことを考えさせられるわけである。