일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

おんなけんし

女剣士

坂口 安吾

坂口 安吾의 女剣士(おんなけんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,694자 · 74화면

아오조라 문고

なにぶんお手やわらかに願いあげまするで」

と存八は住みこむことになって、玄関脇の一室を与えられたのである。

その晩、存八が戸締りにかかっていると、小山内朝之助が音もなく現れて、

「これ、戸締りをいたすな」

「へえ、どなたか御来客で」

「誰もこないが、戸締りをいたしてはならぬ。キサマの部屋も開け放しておいた方がよい。当家は戸締りをいたさぬ例になっておる」

「不要心ですねえ。泥棒がはいりますよ」

「その泥棒を待っているのだ」

朝之助は軽く云いすてて立ち去ったが、存八は突然冷水をあびたようにぞッとした。

その晩は存八、なかなか寝つくことができない。襟元がぞくぞくして身体のシンから冷えるような怖しさがふとさしこんでくるのである。タダモノの棲み家ではない。彼が第一感に感じたことがまさに的中したのだ。

小山内朝之助の端然たる起居動作、悠々と礼にかなって、刑務所の所長や彼を裁いた法廷の判事よりも威厳にみちて紳士的であるが、人間を超えた何かがある。その泥棒を待っているのだと軽く云いすてた言葉は実にさりげないただの言葉にすぎなかったが、怖るべき何かがそこに含まれていることを存八のコソ泥のカンが突き当てたのだ。