후리가나로 읽는 일본 고전
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おんなけんし
女剣士
坂口 安吾의 女剣士(おんなけんし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,694자 · 74화면
このたびの山中の修業、もうお前には充分だ。だが、オレはまだまだ、ここに残ってこれからがまことの修業にかからねばならぬ」
「歩く御様子が変ですね」
「ウム。邪魔物を切りとって参った。ここにあるのが、切りとった物だ。この物が山気生動雲をひらくうちはよいが、無用の一物となったときには人心の山気をも枯らす。雲をひらくべき剣をもさえぎる。まことに無用の長物。そちの教訓によって悟ることができた」
「これはアレかしら」
「そうだ」
「かつぐんじゃないでしょうね」
「ほれ、ごらんの通りだ」
朝之助は前をまくって松ヤニをつめた傷口を示した。歌子はシミジミと見て、ふきだした。朝之助もつられて大笑した。
「イヤ、まことにもって笑うべきだ。その方が笑ってくれて、助かったぞ。感謝いたす」
「そんなもの、記念にしまっておく?」
「イヤ/\。そちの首実検までに持参いたしただけだ。これはもはや雑兵だから、首オケもいらぬ。葬ってつかわそう」
「私が葬ってあげるわ。谷川へ捨てちゃう方がいいわね」
歌子は一物をつまんで谷川へ捨ててきた。岩の上からポンと投げて、ナムアミダブツとつぶやいた。まさに一人の雑兵を葬ったような気がしたのである。