후리가나로 읽는 일본 고전
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じょしきりがみねとざんき
女子霧ヶ峰登山記
島木 赤彦
島木 赤彦의 女子霧ヶ峰登山記(じょしきりがみねとざんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,198자 · 11화면
雨の中を登るもよいがもし病気でもする者があっては、後の女子登山者に対して多少の障礙ともならぬとは云えない。今日は一旦引返すことにしようと十五人にこの趣を宣告した。処が女生徒先生中々承知しない。折角ここまで来て只帰ったでは、他の人に面目ないと云うのである。雨具もなし、おまけに二人は下駄がけと云うのだから、色々勧めて帰らせようとするが、つまり承諾しない。詮方なく、又歩み出したが、これから鎌ヶ池までは(頂を越えて)少くも一里半はある。困った事であるが、ぽつぽつと賽の河原坂にかかった。この坂はアシクラ断崖の北端にあたって、霧ヶ峰登山中第一の急坂であるが、(此の断崖は霧ヶ峰溶岩流冷却の際、板状節理をなしたもので、建築用具の平石と称して、盛に採掘せられる。秋田県からも斯の如きものを産する由、複輝石安山岩だそうな)僅々二三町に過ぎぬのだから、大したものではない。併し今日は雨で道が辷って中々困難である。十五人は道ばたの丈長い萩叢や、菅原にその頭までが埋もれて体一面びしょ濡れである。坂の中途に一つの石が横はって居るので、十九人はこの石に、冷たい腰を下ろして弁当をつかい始めた。