일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こうじんぶつ

好人物

佐々木 邦

佐々木 邦의 好人物(こうじんぶつ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 52,609자 · 107화면

아오조라 문고

「兎に角熱心だね」

「横好きって奴さ。謡曲にもあゝいうのが多くて困るよ。時に君、久しぶりで僕のところへ遊びにやって来ないか?」

と橋口君は牧野さんに傚って早速直接行動を取ることに決定した。

千吉君は或日曜日に橋口君を訪れた。汝を呼び出す余の儀でない。橋口君は謡曲を数番聞かせたばかりでなく、教えてやるから始めるようにと諭した。無論千吉君はキッパリ断らなかったが、同輩から予め警戒されていたから、

「僕は天性喉が悪いから迚も見込がない」

と生理的故障を持ち出した。

「君、それは素人考えだよ。謡曲は喉で歌うんじゃない。腹で歌う」

と橋口君は蒙を啓いてくれた。蝉の積りでいる。

「まあ、もう一番聞かせ給え」

と千吉君はアンコールを申入れて相手の感情を融和した。細君以外に聴衆のない橋口君はそれでも結構満足だった。随って千吉君は時々会社の帰りを拉し去られたが、案外長く地歩を保っていた。しかし橋口君はその中に先ず馬を射よと覚ったのか、同じ手を内藤君に用いた。内藤君は酒の為めなら何んな工面でもする代りに、酒の上なら何んな相談にでも応じる。

「やろう。今日唯今この席で始めよう」