후리가나로 읽는 일본 고전
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こうい
好意
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 好意(こうい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 20,059자 · 40화면
」
そして私は玄関だけで辞し去った。
河野に逢って一言話しさえすればよい、と私は思っていた。そして自宅で河野を待ち受けた。待ち続けて少し苛ら苛らしてる所へ、午後四時頃、河野はやって来た。
河野は敏子さんから何か云われたらしく、気掛りな面持で額の毛をかき上げながら尋ねた。
「吉岡君の所へ行くと、君が僕を待ってるということだったから、すぐにやって来た。何か吉岡君にも関係のある話だそうだが、どういうことなんだい。」
長い髪の毛をもじゃもじゃに乱し、少し時候後れのセルの着物をきて、髭の剃り後を気にするらしく、言葉の合間合間には左手の先で※(「臣+頁」、第4水準2-92-25)を撫で廻してる彼の様子を見ると、あの八百円が可なり無理をして拵えられたものであることを、私は殆んど直覚的に悟った。そしてなるべく遠廻しに話を持ち出した。
「昨日君は吉岡君の家に行ったそうだね。」
河野は直截に答えた。
「ああ、昔かりてた金を返しに行った。敏子さんに渡して来たんだが、そのことも君に逢えば分ると敏子さんは言っていた。何か間違ってたのかい。」
「いや間違いというんじゃないが、君が昨日行った時、吉岡君はどんな風だった。