일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いかなるほしのもとに

如何なる星の下に

高見 順

高見 順의 如何なる星の下に(いかなるほしのもとに)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 119,508자 · 236화면

아오조라 문고

さて私は十三銭のメシを食って、それから二十銭のコーヒーを飲みに行くのだったが、

(「ボン・ジュール」はマンネリズムだ。どこか知らないところへ行ってみよう。)

そこで、吾妻橋の雷門寄りにある「マロミ」という、今まで一度も入ったことのない店の扉を押した。そしてコーヒーを注文して、煙草へ火をつけたところへ、思いがけないサーちゃんが入ってきた。ここで誰かと会う約束をしたらしく、チョロチョロと店のなかを見回して、私に気づくと、ハッと顔を赧くした。約束の人は来てないらしく、サーちゃんは私の側へ来て、

「先日はご馳走さまでした」

そう言って、もじもじと立っているのに、

「まあ、おかけなさい」

と私は言った。店にはアベックの客が多かった。

サーちゃんは、これもまた変に赤い眼をしていた。ぽんたんの眼に似ている。

「……?」

その私の視線に、前に坐ったサーちゃんはまた顔を赧くして、

「ヘンでしょう、眼が……」

ドギマギした声だった。その声といい、むやみと顔を赧らめるところといい、何かサーちゃんらしくなかった。

「あたし、泣いちゃったの」

「泣いた?」

「ええ、今し方、ワーワー泣いたところなんですの。