일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごらくろん

娯楽論

戸坂 潤

戸坂 潤의 娯楽論(ごらくろん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,484자 · 29화면

아오조라 문고

娯楽はこうした社会生活に於ける健康と幸福との現実的な第一段階であって、ただの社会の隙間の穴埋めにあるのではない。勤労生活に於ける労作成就の怡びや生活満足感や生活の一般的享楽は、どれもまず娯楽というものを、平俗な併し確実な入口としている。民衆は娯楽を有たねばならぬ。だが娯楽は支配者の配慮によって外から与えられるものではない。支配者は高々慰安をしか与えることは出来ぬ。支配者は民衆の娯楽であるべきものをさえ、慰安の形に引き直してしか与えない。今日の娯楽はかくて、宗教的荘厳の有難さからスポーツの刺戟や性的蠱惑に至るまで、民衆の阿片とされて了うのである。

娯楽の積極性のもう一つの要素は、前の単なる生活契機である娯楽行動一般とは異って、娯楽が夫々の文化形象をなすという点に存する、麻雀・球・碁・将棋・娯楽雑誌・諸演芸を初めとして、各々性質を異にするものを漠然と総称する処の所謂スポーツ(之は体操から一六勝負までも含み兼ねない)社交の催し(パーティー・サロン・其の他)など、夫々いずれも社会に於ける文化形象なのである。娯楽はこういう社会的制度の一つでもあることを記憶せねばならぬ。