후리가나로 읽는 일본 고전
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おんなけいず
婦系図
泉 鏡花
泉 鏡花의 婦系図(おんなけいず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 172,760자 · 343화면
に燃るがごとき怒気を含んで、頂の方を仰ぎながら、靴音を沈めて、石段を攀じて、松の梢に隠れたのがあった。
これなん、ここに正に、大夫人がなせるごとく、海を行く船の竜頭に在るべき、河野の統領英臣であったのである。
英臣が、この石段を、もう一階で、東照宮の本殿になろうとする、一場の見霽に上り着いて、海面が、高くその骨組の丈夫な双の肩に懸った時、音に聞えた勘助井戸を左に、右に千仞の絶壁の、豆腐を削ったような谷に望んで、幹には浦の苫屋を透し、枝には白き渚を掛け、緑に細波の葉を揃えた、物見の松をそれぞと見るや――松の許なる据置の腰掛に、長くなって、肱枕して、面を半ば中折の帽子で隠して、羽織を畳んで、懐中に入れて、枕した頭の傍に、薬瓶かと思う、小さな包を置いて、悠々と休んでいた一個の青年を見た。
と立向って、英臣が杖を前につき出した時、日を遮った帽子を払って、柔かに起直って、待構え顔に屹と見迎えた。その青年を誰とかなす――病後の色白きが、清く瘠せて、鶴のごとき早瀬主税。
英臣は庇下りに、じろりと視めて、
「疾かった、のう」と鷹揚に一ツ頤でしゃくる。
「御苦労様です。