일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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よめとりむことり

嫁取婿取

佐々木 邦

佐々木 邦의 嫁取婿取(よめとりむことり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,654자 · 175화면

아오조라 문고

と期待しなければならないことになった。細君の徴候次第でドン/\説が変る。今度は年子で母体が弱っていた所為か、いつにない難産だった。細君は多大の心配をかけた後、又女の子を生んだ。

「拾いものだよ。一時は二人とも駄目かと思った」

と山下さんは感謝した。それから男、男、女、男と続いた。もうその頃は説を考える余裕がなかった。唯この上何うなることかと思った丈けだった。

八人もあると兎角欠けたがるものだが、好い塩梅に皆育った。一番殿後が男の子で間もなく小学校と縁が切れる。先頭の長男俊一君は去年帝大を卒業して、もう勤め口にありついている。長女は三年前にお嫁に行った。二人片付いた勘定だが、未だこれからだ。お父さんもお母さんも骨が折れる。七八年前、山下さんが子供全体を引き連れて郊外散策に出掛けた時、電車の車掌が笑いながら、

「修学旅行でございますか?」

と訊いた。恐らく諢ったのだろうが、山下さんは何でも善意に解する。

「余り数が多いものだから学校だと思ったのさ。無理もないよ」

と今もって一つ話にしている。

会社の閑人共が拵えた子福者番附によると、東の大関が社長の十人で、西の大関が山下さんの八人だ。