후리가나로 읽는 일본 고전
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よめとりむことり
嫁取婿取
佐々木 邦
佐々木 邦의 嫁取婿取(よめとりむことり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 85,654자 · 175화면
顧ると人生はまあ斯うしたものかと、その何ですな、茫漠ながら、要領を得たような心持がします」
とこの老人は五人の子供の教育を立派に果しているから鼻が高い。しかし間もなく停年に達して引退すると共に、気が弛んだのか、コロリと死んでしまった。
「人生が真正に分ると死ぬよ」
「矢っ張り分らないで生きていることだよ」
「要するに斯うやって生きているのが人生さ」
「終点に達してしまったんじゃ分っても仕方がない」
とその当座皆種々の感想があった。
山下さんは古い法学士で、鬢髪既に霜を置いているのに、二流会社の一課長に過ぎない。五六年前までは平社員で通して来た。次官や局長になっている同期生に較べると、畑が違った為めか、出世が晩い。一向に帝大閥の恩恵に浴していない。而も大の官学崇拝者だ。男の子は皆帝大ということに独りで定めている。女の子も私立学校へは決して入れない。山下さんは教育にも定見らしいものを持っている。但しそれは甚だ堅い。子供の数の場合のようにグラ/\していない。
山下さん夫婦の屈託は既に卒業した子供と目下修業中の子供の二種類に分れている。長女の春子さんはもう良縁を得たから、これ丈けは完全に片付いた。