일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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もうぼだんき

孟母断機

上村 松園

上村 松園의 孟母断機(もうぼだんき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,880자 · 4화면

아오조라 문고

ちょうどそのときは、孟母は機を織っていた。母は孟子の姿を見ると、一瞬はうれしそうであったが、すぐに容子を変えて、優しくこう訊ねた。

「孟子よ。学問はすっかり出来ましたか」

孟子は、母からそう問われると、ちょっとまごついた。

「はい、お母さま。やはり以前と同じところを学んでいますが、いくらやっても駄目なので、やめて帰りました」

この答えをきいた孟母は、いきなり傍の刃物をとりあげると、苦心の織物を途中で剪ってしまった。そして孟子を訓した。

「ごらんなさい、この布れを――お前が学問を中途にやめるのも、この織物を中途でやめるのも、結果は同じですよ」

孟子は、母が夜もろくろく寝ずに織った、この尊い織物が、まだ完成をみないうちに断られたことを、こよなく悔いた。母にすまない気持ちが、年少の孟子の心を激しくゆすぶったのである。

孟子は、その場で、自分の精神の弱さを詫びて、再び都へ学問に戻った。

数年ののち、天下第一の学者となった孟子に、もしあのときの母親のきびしい訓戒がなかったなら、果たして孟子は、あれだけの学者になれていたであろうか。

まことに、賢母こそ国の宝と申さねばなりますまい。