후리가나로 읽는 일본 고전
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きせつのしょくぶつちょう
季節の植物帳
佐左木 俊郎
佐左木 俊郎의 季節の植物帳(きせつのしょくぶつちょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,671자 · 10화면
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例えば、菌、苔、藻草のような植物でも、その所生の境遇と外囲の関係とによって初めて私達の詩的感覚を打つのである。樅、落葉松、栂などのように、深山に生ずる植物は、深山の風景に合わせて見なければ趣が少ない。柳、蓼、蘆などのように、水辺の植物は水に配合して眺めなければその植物の美的特徴を完全に受け取ることは不可能と言っていい。その他、丘陵、高山、原野、沼沢、砂地、海辺、田圃、河畔、庭園など、その土地に在る植物の美を知るには、その植物それぞれの所生の状態、季節や気象に伴うて現わす変化、又は花と昆虫、或いは果実と鳥との関係というように、一々その自然との関係に就いて観察する必要があると思う。
福寿草
福寿草は敏感な花です。最も鋭敏に温度を感ずる野草です。福寿草は残雪のまばらな間から微かな早春の陽光をあびて咲き出るのです。そしてとても光に感じ易く、光を憧れる花なのです。夜明けの微光とともに開いて、夜の暗さとともに眠るのです。太陽の輝きが燦爛たれば燦爛たるほど元気で、曇れば福寿草も元気なく項垂れます。寒さと暗さとをおそれる臆病な花だけに、あどけなく可愛らしい花です。