일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごのしんにほんちり

安吾の新日本地理

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,648자 · 26화면

아오조라 문고

砂だから歩きづらいということもあるが、あの沙漠をうめる熔岩ならアタミと伊東の二ツの市をまとめて下に敷き隠してしまうのはワケはない。おまけに、沙漠はかなりの高さの外輪山で壁をめぐらしているから、熔岩は相当の厚さで沙漠に溜り、壁よりも高く溜らないと、海へ向って流れ落ちることがない。目下のところ、溜った熔岩の厚さは平均して二十米ぐらいだろうという話であった。

大島の測候所で私は言われました。

「とにかく、見なければ分りません。百聞は一見に如かずですよ」

科学者が説明ぬきでこう言うのだから面白い。まさしくその通りであった。沙漠をうめつくした熔岩の原野を見るとウンザリするね。言語道断な自然の暴力にウンザリするのです。原子バクダンで颱風の進路を変えるなどというのはまだまだ夢物語だそうで、颱風のエネルギーにくらべると、長崎でバクハツした原子バクダンのエネルギーなどはその何千分の一という赤ん坊のようなものだそうだ。そういう自然の威力と人間の小さゝは三原山の熔岩を見ると身にしみますよ。ただ、そこには原子バクダンが人間に与える実害のような地獄絵図はない。ただガッカリするほど雄大です。