일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごのしんにほんちり

安吾の新日本地理

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾の新日本地理(あんごのしんにほんちり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,044자 · 38화면

아오조라 문고

小林一三さんほどのケイ眼な実業家ですらも、一度はこの難民にだまされてもフシギはない。犬のヌケ穴からムリに身を現して一服もるという困難な所業が、全然他に活用する意志のない面従腹背の学習だということは誰にもはじめは分らない。これこそ難民の性格なのである。そして、サビに対して面従腹背の難民に保護せられたものが宝塚少女歌劇であるということが分ると、宝塚を理解するのはもう手間がかからない。

あの楽屋口のひしめき、叫び、それからタメイキに耳をすましてごらんなさい。面従腹背のトモガラがひそかに忠誠を誓った神を迎える逆上ぶりなのである。要するにこのトモガラは面従腹背を一生の定めとしていることを現しているようなものさ。このトモガラは忠誠を誓った神の名を一生にタダ一度云うだけで、あとは生涯貝のようにフタをとじて語らない。一生に一度だけ本当の神の名を告白するというわけは、その告白が罪にならなくて、公然と許されており、またそうすることが英雄的行動の誇示にもかのうからである。宝塚難民の逆上混乱、颱風的様相というものは、その数年後に貝ガラのフタを堅くとじて一生自分の神の名を、また本当のことを語らなくなる冷静きわまる人物の本性を証しており、後日の深謀遠慮に比べれば、実にウカツにまたフシギにもシッポをだしたものであるが、つまりこの冷静