후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごしもだがいし
安吾下田外史
坂口 安吾의 安吾下田外史(あんごしもだがいし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,589자 · 5화면
彼は下田へ到着する二日前からその抱負のために眠ることができないのである。そして、日本とその将来の運命について書かれる歴史に自分の良き名が記載されるように身を処したいと念じ、精神的と社会的な孤独こそ自分のなつかしいものだということをここでも繰返しているのである。
むろん商人出身だからアメリカに有利な商売をすることは彼の第一の目的ではあったが、支那の阿片戦争の如き愚をさけ、日本の運命のためにも自分の良き名を残したいというのが彼の野心であり念願であった。
しかし日本側には彼の誠意や人柄は理解されなかったので交渉は進まず、下田で一年の余ももたついた。唐人お吉が登場するのは翌年五月のことで上陸後九ヶ月目だ。
ハリスは当時胃カイヨーで重態であり、日本側に看護婦をもとめた。しかしその交渉に当った通訳のヒュースケンは同時に自分の妾をもとめ、その要求をいれないと自分に考えがあるというようなことを云って威嚇した事実はあったようだ。
そこでハリスにはお吉、ヒュースケンにはお福という妾がでることになったが、ハリスのもとめていたのは看護婦で、妾ではなかったところへ、お吉の方は妾と思いこんで荒れた気持で出かけているから、うまくいかない。