일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごしもだがいし

安吾下田外史

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾下田外史(あんごしもだがいし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,589자 · 5화면

아오조라 문고

ハリスは当時五十一であった。

後日ハリスが公使になって後、ヒュースケンは攘夷の浪士に殺された。英仏露等の公使がそれを機に日本を武力で屈服させようとしたとき、ハリスだけは日本の肩をもった。長い鎖国から開国したばかりの日本に外国人を憎む分子がはびこるのは当然であるし、日本を開国させた自分は開国後の日本を助け指導する義務がある。日本を苦しめることはできない、と云ってただ一人反対した。そのために英仏露は立場を失い窮したことがあった。

むろんこれはハリスの外交手腕でもあるけれども、ヒュースケンという自分の片腕とたのむ人物、そしてわが子のように愛していた若者を殺されて、しかもその人情よりも外交の仕事や義務の方を大事にしたハリスは偉大な人物といえよう。自分の野心や抱負のために、かくも畏しく人情を押えることのできたハリスは、お吉や女色に対しても情を押え得た人物であったろうことは想像できるのである。ハリスは甚だ個性的な独特の冒険児であり紳士であった。唐人お吉の物語はハリスの側からも書かれる必要があるだろう。その方がむしろ文学的興味をそそるもののように私は考えている。