후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごじんせいあんない
安吾人生案内
坂口 安吾의 安吾人生案内(あんごじんせいあんない)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 11,721자 · 24화면
逃げずに、むしろ忠義をつくし、恩を返すべきだ、というのは殿様の方の論理で、また殿様から考えての美談佳話で、正常の論理から判断すれば、奴隷は主人に飼う能力がなくなれば逃亡離散するのが当然であろう。
両者が人格を認め合い、二ツの人格の相互の愛情というものが家庭の支えとなっていたようなところは、この夫の手記からは見ることができません。
この夫の場合だけに限りませんな。日本の亭主は、大方その傾向があると思いますが、日本の憲法や法律がどうあろうとも、日本の亭主の習慣的に育成された思想や感情やそれにからまる論理の現状に於ては、生活に困った場合に女房を働きにだしてはダメにきまっています。必ず家庭の破滅がそこから起るものと覚悟すべきであろう。そしてその破滅のモトは亭主の思想や感情や論理に内在していると見ればよろしい。
日本の亭主は女房に対して殿様の位置にある。ご亭主関白という通りです。何が殿様であり関白かというと習慣的に育成された思想や感情や論理がそうなのであって、衣食住の実生活はそれに全然ともなっておらんから、まことにこまる。それでも、とにかく自分が働いて女房子供を養っているうちは、曲りなりにも亭主関白の超論理で女房側の正論を屈服させ、封じこめておくことができる。