후리가나로 읽는 일본 고전
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あんごじんせいあんない
安吾人生案内
坂口 安吾의 安吾人生案内(あんごじんせいあんない)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,497자 · 15화면
それに先立って、華子夫人が謝意を表して悔い改めはしないかと試してみたが、そうでないことが分ったので、相談の上、離婚届をだしたという。しかも子供は華頂氏がひきとり、華子夫人は一人身になって財産の一部も貰うという。実によくぞ我慢したのみならず、よくぞ我を裏切れる人にイタワリをよせたものよ。まことに敬服にたえません。私などは、とてもこうはできない。秀吉などは何をやるか分らんし、かなり温和で常識的な家康でも自分になびかぬというだけでジュリアおたあを島流しにしたほどだから、とてもこうはできない。
もっとも時代の相違があるから、家康が今日の日本の元貴族であった場合は、華頂氏に近い解決法をとるかも知れませんね。
しかも華頂氏は裏切って去る妻にこれだけ厚いイタワリをよせながら、宮内庁の長官に対して「たとえ天皇さまが皇族全体の名誉のために離婚を思いとどまれと仰有っても私はお断りします」と云ってるのだ。その心事、その決意の程は悲痛である。
かくも妻をいたわりつつ、かくも堅く離婚を決意するまでに、華頂氏は思索の時間を経た。そして「自由ということを掘り下げてゆくと、真の自由は自律的にはずいぶん不自由なものではなかろうか」