일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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あんごじんせいあんない

安吾人生案内

坂口 安吾

坂口 安吾의 安吾人生案内(あんごじんせいあんない)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,983자 · 30화면

아오조라 문고

そこで、ちかごろのある派のお医者さんは、病人の潜在意識をひきだし、生活史や環境やマサツを調べあげて、いともアッサリと病因を割りきる。

なるほど、そういう場合もたしかにあるでしょう。人間には苦労のタネというものがある。暴飲暴食が胃病のモトと知りつつ暴飲暴食して胃病になるのと同じように、苦労のタネにクヨクヨ悩むのがいけないと知りつつ神経衰弱になるようなこともある。フロイドは病人の潜在意識をひきだし、それを病人に語らせたり指摘したりして開放することにより病気を治すことができるというが、私は信用しませんね。近代人はたいがい自分の潜在意識を自覚していますよ。そんなものを開放したって病気が治る筈はない。それを知りつつ病気になっているのだもの。

潜在意識というものは、いわば本音というものでしょう。それをめぐって複雑怪奇にモヤモヤと現実がもつれている。しかしそれが人生の何よりの根本問題だから、自制心を失えば本音を吐く。酔っ払えば本音をはく。それと同じように、アミタール面接をやると潜在意識を語る。医者は教科書の方法や順序通りに潜在意識を学術的にひきだすことによって、その病因をさぐり当てた気持になるかも知れないが、自制力がない時には本音をはくのが当り前だというだけのことで、その潜在意識や本音というものが病因とは限らないでしょ