후리가나로 읽는 일본 고전
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たぬきじる
完本 たぬき汁
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 完本 たぬき汁(たぬきじる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,158자 · 273화면
そして、宮中のご方々には会計のことに手をつけさせなかったから、この諸役人共はまことに畏れ多いことながら僅かな皇室費を横領しようとしていた。そこで、宮中の欠乏は、一層甚だしかった。
不埒な役人共は、奸商と結んで賄賂をとり、不当な高価で品物を買い入れ、または鞘取りをする。されば、宮中はますます窮迫して借越が重なり、三年も四年も後のものを使用せねばならぬほどになった。
ところが、この奸吏共の悪事が安永三年の八月に至って抉剔され、一斉検挙となったのである。禁裡御賄頭田村肥後、御勘使津田能登、服部左門、御買物役西池主鈴などという武士は捕われて打ち首となった。そのほか押込、追放、京構、江戸構などの刑に処せられたものが、百八十余人の多きにのぼった。
それから後というもの、幕府は宮中会計のことについて吟味を厳にし、供御の調度に制限を設け、ご台所の費用を、一ヵ年銀七百四十貫、つまり当時の金額で一万両あまり、と定めた。そして、当時の相場をもってご用品の標準値段を定めたのである。主なるものを挙げてみると、鯛は長さ一寸につき代銀四分一厘。これは鯛の目の端に曲尺を当て、尾筒のところの鱗三枚を余して魚の体長をはかるのであった。