후리가나로 읽는 일본 고전
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たぬきじる
完本 たぬき汁
佐藤 垢石
佐藤 垢石의 完本 たぬき汁(たぬきじる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 133,158자 · 273화면
小磯国昭はべん鯛だ。小磯は果たして将来大鯛にまで育ってゆき、魚類の王さまになるかどうか。
議会の魚類はどれもこれも、物足りなさそうな顔をしている。でも、武士は食わねど高楊枝というあんばいで、支那と戦っているのは、餌が欲しくてやっているのじゃない、と頑張っているのだ。
私も、腹がへってきた。時計を見るともう六時近い。まだ、木暮がデフレーションがどうかしたとかいっている。傍聴席を出た。政党の控室を覗いて見た。ところが、どの控室にも活気がない。控室に活気のない方が、時世に誂え向きなのかも知れない。議員どもは、思う存分のことをいえない自分を憐み悲しんでいるのならば結構だが。
議院の食堂で、豚鍋で一杯やろうかと考えたが議会には酒がないときいて、外へ出た。
議院のそとは、夜の冷たい風が吹いていた。おお、寒い。(一五・二・六)