일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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たからづかおいたちのき

宝塚漫筆

小林 一三

小林 一三의 宝塚漫筆(たからづかおいたちのき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 26,995자 · 53화면

아오조라 문고

の反古として葬られ、帝劇会館の青写真は紙屑となって竹中工務店に寝ている。

帝劇を美麗宏壮に改装すべき夢は破れて、一度は情報局に徴用され、大政翼賛会に利用され、見る影もなき廃墟的存在に蹴落されたのであるが、今や辛うじて復興の緒にこぎ着けたばかりの、哀むべき帝劇の、そのみすぼらしい姿に直面しながらも、私は心ゆくばかり、コオル・ド・バレエやバ・ド・ドウの男性美の豊さに驚喜し、リリストの花やかさを満喫し、恍惚として昔ながらの、若き血のほとばしる快感に満足しつつ、田村支配人の部屋で、その成功を賞め、この企画に活躍した蘆原英了君の努力に敬意を表したのである。蘆原君は、私の宝塚時代可愛いい坊ちゃんで、ファンの一人であった。田村支配人は、麗人入江たか子の主人であり、夫婦雛の典型的美男美女として有名であることよりも、彼等は、劇界の旧習から離脱し、超越して人間味深く、その情艶は同人を羨ませている。

私は支配人室でサンドウィッチのお弁当をすませ、第四幕オデット姫の助力によって魔法使いロットバルトを刺殺し、舞台が明るくなって、暁近い湖面の背景の前に、王子ジイグフリードと、王女オデット姫と抱き合う最後の感激を見て、帝劇を出ずる時、しばしば振返って別れを惜しまざるを得ないのであった。