후리가나로 읽는 일본 고전
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きゃくぎらい
客ぎらい
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 客ぎらい(きゃくぎらい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,162자 · 14화면
そこで、昨今の私は出来るだけ交際の範囲をちゞめ、せめてその範囲を現在以上に廣げないようにし、新しい知人をなるべく作らないようにしている。昔は交際嫌いと云っても美人だけは例外で、美しい人に紹介されたり訪ねて来られたりすることは、この限りではなかったのであるが、今はそれさえもあまり有難いとは思わない。と云うのは、今日でも美人が好きであることに変りはないのだけれども、年を取ってからは美人に対する注文が大変面倒になって来ているので、普通の美人と云うものは、殊に今日の尖端的タイプに属する美人と云うものは、私には少しも美人とは映らず、却って悪感を催すに過ぎない。私は私でひそかに佳人の標準を極めているのであるが、それに当て篏まる人と云うものは寔に暁天の星の如くであるから、そんなものが無闇に出現しようとは思ってもいない。むしろ私は今日までに知ることを得た何人かの佳人との間に、今後も交際をつゞけて行かれれば満足であり、老後の私の人生はそれで十分花やかであって、それ以上の刺戟は欲しくないのである。
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訪客を断るにはいろ/\の手があるが、最も普通に用いられるのは居留守を使うことであろう。