후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
私自身もまた年少にして文筆の生活に入り、時流に耐える底力なく自棄の生活を送っているうちにすッてんころりんと落伍してしまい、ひどいひどい貧乏暮らしのありッたけをしてから、やっとこの頃多少でも自分の好きなものだけを書いて世間に問うことができてきたのである。世の中へ出たことは志ん生の方が私より三、四年早かったけれども、志ん馬から馬生と彼の売り出し時代、ほんとうに私は他人事ならずその出世を喜び深く眺めていたことだった。そうして彼も近来恐らく同様の感慨を、私の上に抱いているのではないのだろうか。すなわち何か身近なものを私の上に見出しているのではないだろうか。新作嫌いのこの男が、最近「寄席」「圓朝」と二つも私の長篇小説を自由に脚色し、構成して、高座にかけ、内的にも奏効していることを思えば――。
「寄席」は昭和十七年十一月、十二月の二回にわたる発表(神田花月、昼席)だったが、あの噺の中で志ん生はお艶ちゃんの仄白い顔をチラッと美しく描いてくれた。熱海でザブリ温泉へ飛び込んで「芸」の修業の難しさを語る時の今松の独白には、ジーンとこちらの胸まで熱くさせるものがあった。