일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ずいひつ よせばやし

寄席囃子 正岡容寄席随筆集

正岡 容

正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면

아오조라 문고

都々逸ひとつ歌っては「ひとつやることが学問のある仁はちがう」とうそぶいていたくせに、じつは新聞一枚満足に読めなかったそうな太郎は、その代わり高座でもよく稚拙な絵の曲描きはやっていた、下座に「夕ぐれ」などを弾かせて。今まさにその稚拙画を色紙に短冊にぬったくって往年の日本太郎は、道ゆく人々にわずかにそれを沾ってはいたのだった。

いささかの未練はのこれ 野悟となる 身のはての何を思はむ

かつてわが師、吉井勇はこの詠あったが、その時の私も殷鑑遠からず、今目先にある日本太郎の姿こそ、やがてくるべき日の自分自身であるかのごとくしきりに考えられてならなかった。そういううちも出演料のことでもめている割看板女史のことを考えるとまた新しい憤りさえ含み上げてきて、すぐまた私はビリケンをさそい、傍らの飲み屋へ入っていった。一時間、酒が切れると、すぐ手がふるえ、舌が痺れる、よるべないその頃のアル中の私、重ねて言うが、明日の知れない、人生いとも暗澹のその頃の「私」だったのだった。

でも、人生のことはわからない。

それからまた十一年の歳月が相経ち申候の時、なんと私はその新守座へ割看板で出演し、即日、確執を生じてしまった人と結ばれて夫婦になった。