후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
もっと古くは「鸚鵡石」とも称え、そうしたタイトルの声色の本さえ、売り出されていた。
従って当時の声色屋さんたちは、今日とはまったく演出もちがっていて、時の諸名優の模写を演るたんび、必ず扇子で顔を隠し、その扇のかげで演じた。
ただし、彼らは顔中をクシャクシャにしかめたところを見せながら演ったのでは、あたら美男の名優たちのおもかげをほうふつたらしめるべく、感興や効果を殺ぐといみじくも考えたからなのだろう。そうした、そんな時代の、ある初夏の真昼。
多くの酔客通人を乗せて隅田川へ漕ぎいでた屋根舟に、万緑叢中紅一点、婀娜な柳橋の美妓があった。
飲めや歌えや。いまだその頃の隅田川は広重の絵をそのままの別天地で、鯉も鰻も白魚も漁れ、
※(歌記号、1-3-28)佃育ちの白魚さえも、花に浮かれて隅田川――の唄のとおりで、一同惜みなく歓を尽くした。
と――かの美妓、尾籠な話だが、急に尿意を催してきた。美妓だろうが、名妓だろうが、こればかりは仕方がない。
が、さすがにそこは柳橋仕込みの馴れたもので、スーッと舟べりへしゃがむと、しずかに裾を捲り、小さい美しい白扇で前を隠して、用をたしはじめた。