후리가나로 읽는 일본 고전
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ずいひつ よせばやし
寄席囃子 正岡容寄席随筆集
正岡 容
正岡 容의 寄席囃子 正岡容寄席随筆集(ずいひつ よせばやし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,259자 · 222화면
同時に、活動写真の発明とわが国への渡来がそれぞれいま十年早かりせば、お伝もお絹もいまだ残んの色香なまめかしい出獄早々スクリーンへその妖姿を現して、たちまちに満都の人気を席捲することができ得ただろう。すなわち彼女たちは十年ずつ早くこの世へ生まれすぎたといえる。けだし世の中にはこうした場合がじつにしばしばあるものだ。
出歯亀。池田亀太郎の強姦殺人事件が全東京を震撼させたのは明治末年、亀太郎は大久保辺の植木屋で、湯帰りの女を強姦絞殺したのであるが、この亀太郎が出ッ歯であったため、人、あだ名して出歯亀と呼んだ。しかし「出歯亀」の名称は、その以来、永く痴漢の代名詞となってつい戦前まで社会的に存在していたのだから、いかに事件がセンセーショナルだったかが想像できよう。
この出歯亀の出獄した時、機をみるに敏なる上野鈴本亭は、さっそく、本人に交渉して、松平紀義や五寸釘式の懺悔談の口演を依頼した。なるほど、おこの殺しも一代の情痴殺人事件だったにはちがいないが、しょせんは自分の情人を殺害したまでである。そこへ行くと、池田亀太郎の方はてんから未知の婦人の、しかも強姦殺人事件である。