일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みつりんそうじけん

密林荘事件

海野 十三

海野 十三의 密林荘事件(みつりんそうじけん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,151자 · 5화면

아오조라 문고

柴谷は大いに喜んで、紙巻煙草を一本取って、警部のライターで火をつけた。柴谷の指先は、やにで染めたように褐色であった。

「これまでに何度もお話したことですが」柴谷は断りながら「熊井とはたいへん親しい間柄でしたが、ここ一ヶ月ばかり彼は非常に躁鬱性に陥っていましてね、死ぬんだ死ぬんだと僕に洩らしていました。僕は心配しましてね、何とかして彼を元気づけたいと思い、それには都会を離れて大自然の懐に入るのがいいと考え、幸いにうちの密林荘が空いていたものですから、そこへ連れていったのです。もちろん山荘ですから、二人で自炊生活するしかなかったのです」

「なるほど。それで密林荘というのは、どんなところですか」

「県境にある森林地帯の奥にあるのです。有名な××湖を傍にひかえていますが、湖岸から奥へ約十町ほど、昼なお暗き曲りくねった小径を入って行くと、突然密林荘の前に出るわけです。ここはいわゆる××の原始林といわれています。ものの半町と見通しがきかない位曲っています。そこへ入ると夏でもひやりと寒くなります」

「避暑には持って来いの場所ですね」

「ええ、ですから彼を誘ったわけです。