후리가나로 읽는 일본 고전
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かんえいあいあいがさ
寛永相合傘
林 不忘
林 不忘의 寛永相合傘(かんえいあいあいがさ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 7,530자 · 15화면
むっとしてかあっとなった時には、あらゆる利害得失理窟不理窟を忘れているのである。昔はこういう人間が多かったものだ。
尾張藩の侍寺中甚吾左衛門、今がちょうどそれでかんかんになって怒っている。
「いいやいや。錵乱れて刃みだれざるは上作なりと申す。およそ直刃に足なく、位よきは包永、新藤五、千手院、粟田口――。」と一気に言いかけて唾を飲んだが、これは昂奮が咽喉につかえて声が出ないためとみえる。
一同、黙って甚吾左衛門の顔を見ている。ちょっとその権幕に呑まれたかたちだ。なかにひとり口唇を青くして甚吾左衛門をにらんでいるのがある。同藩の士安斎十郎兵衛嘉兼これがこの口論の相手である。
「こ、こ、ここへお眼をとめられい。」
と甚吾左衛門は、膝元の、中心だけ白紙に包んだ刀身を指して、あらためて猛り出した。
「丁子乱れ、な、丁子みだれがあろう。丁子乱れは番鍛冶一文字に多しと聞くからには、この一刀は、誰が何と言おうと、これは粟田口だ。」
言い切って一座を見まわす。みんなぽかんとしているから、じかに当の安斎へ食ってかかった。
「安斎、粟田口だな。」
「ふうむ。粟田口かな。」
と腕を組んだ安斎十郎兵衛、感心したのかと思うと、そうではない。