일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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てらだせんせいのついおく

寺田先生の追憶

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 寺田先生の追憶(てらだせんせいのついおく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,152자 · 26화면

아오조라 문고

そして冬近くなってやっとバラックの中で講義が始められたような始末であった。この震災で私の家もすっかり焼けてしまった。その天災は私には物質的にも精神的にも著しい打撃であった。それで卒業後は今まで漫然と考えていたところの研究生活というものからすっかり縁を切って、理科系統の会社にでも入って、実際に物を作りそして金もうんと儲けようという決心を一時的にしたことがあった。

今から考えれば随分妙な決心をしたものであるが、その時は真面目にそのように考えたのであった。それで三年になってからの研究実験にも、応用物理学の中で近い将来に大発展をするような方面を選ぼうと思った。丁度その頃は真空管が我国でも実用化されかけて来た時であったし、それにM君の親戚に当る関西の或る大会社でもその方面に力を入れようとしていたので、無線関係の題目を研究実験に選ぶことに一応考えを決めた。

もっとも寺田先生のことは、冬彦の名を通じてよく知っていたし、時々御宅の方へ遊びにも行っていたので、事情さえ許せば先生の下で研究実験の指導をうけたいという強い希望が心の底にはあった。しかし先生の教室で、煙草の煙のもつれ方や三味線の音響学的研究をしたのでは、金を儲ける方とはどうにも関係のつけようがないと思って、真空管の方を特に実際方面のことと関聯をつけて研究して見たら