일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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てらだとらひこのついそう

寺田寅彦の追想

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 寺田寅彦の追想(てらだとらひこのついそう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 19,683자 · 40화면

아오조라 문고

海軍から迎えの自動車が来たが、私はまだ学生であったので、遠慮して助手席に乗って行った。海軍省は初めてだったもので、円天井の高さと、ステンドグラスに一寸肝をつぶした。会議の席では、海軍の将官連が真ん中に坐り、向側に田中館、長岡、田丸、岡田、寺田というような先生方が並ばれ、手前の側に海軍の技術関係の委員たちが着席という物々しいものであった。先生は黒板の前に立って、小さい声でぼそぼそと説明をされ、最後に「この球皮は非常に複雑な電気的性質を持っているもので、一寸教科書に書いてあるようなことで説明出来るものではありません」と誰にもわからないような気焔を少しばかり揚げられた。

それに対して、霞浦の立合実験以来の当事者たるF中佐が立って、無電器の性能の説明をいろいろしたが、あまり反響はなかったようで気の毒であった。それから一通り委員達の話があって、いよいよ査定書を作ることになった。その文案が黒板に書かれ、今までの導体主義を止めて絶縁体主義を採るということになった。そうしたら突然F中佐が発言を求めて立ち上がった。「SSのような精鋭な武器を、わずかそれくらいの机上の実験で放棄することは、海軍のため、国家のためにしのびない。